「余は吾文を以て百代の後に伝えんと欲する野心家なり」―――夏目漱石
(1906年10月22日森田草平宛書簡より)

「こんな夢を見た」ー明治の文豪・夏目漱石が、明治41年(1908年)、41歳のときに発表した異色の短編小説「夢十夜」。不条理で幻想的な十の夢を描いたこの作品は、「吾輩は猫である」や「坊っちゃん」といった今までの漱石作品とは一線を隔し、知る人ぞ知る人気を誇っている。と、同時に文豪・漱石の無意識に秘められた願望や不安、恐怖などを対象化している作品として分析するバイブルとしても愛読され続けている。このミステリアスな魅力が詰まった作品に、なんと漱石は自ら、この作品が理解されるには永い年月がかかるだろうと予言しているのだ。それは何故に?その時の気まぐれか?はたまた漱石はノストラダムス級の予言者だったのか?その意味深な挑戦状の1906年から数えること100年後の2006年。明治が生んだ文豪の傑作「夢十夜」の映像化に、昭和が生んだ10人の天才・異彩監督がその挑戦に挑む!

文豪・漱石の「夢十夜」に魅了され、10人のスゲー天才監督たちが結集!
文豪・漱石だから実現した、今の日本映画界が世界に誇る、巨匠から異彩までのドリームチームが、文豪の100年前の挑戦に独自の映像世界で解釈し挑む!3D−CGアニメーション、モノクローム、サイレント、ダンスといった様々な映像表現で、恐怖、笑い、哀しみ、怒り、驚き、感動といった最高の映像体験を観る者に与えてくれる。この漱石に集まった、スゲー監督達は「ウルトラマン」『姑獲鳥の夏』の実相寺昭雄や『犬神家の一族』の金田一シリーズでお馴染みの市川崑といった日本が誇る巨匠から、ハリウッドにJホラーの嵐を巻き起こした『呪怨』の清水崇、多方面で活躍し『恋の門』で初長編監督デビューを飾った松尾スズキ、『ゆれる』の若手女流監督・西川美和まで、超ヤバのありえないような豪華な顔ぶれ10人が本作で実現。それぞれが個性豊かでイマジネーションあふれた「ブッ飛び!漱石世界」を生み出している。そんな監督たちの世界を彩るために結集した俳優陣もこれまたスゲー!小泉今日子、香椎由宇、阿部サダヲ、山本耕史、松山ケンイチ、本上まなみ、戸田恵梨香などこちらも今の日本映画界には欠かせない俳優たちが漱石ワールド映像化の為に結集している。
ここに夏目漱石に魅了された10人の天才監督達とスゲー豪華キャストによって豪華絢爛のが誕生した!
100年後の今日、私たちはスゲー文豪・漱石の新たな魅力に遭遇する!